「心のバリアフリー」をテーマに講演会を開催。 ~スポーツフィールド×パラアスリート×加古川市立志方中学校~
株式会社スポーツフィールドは、2020年12月16日に加古川市志方中学校1年生を対象に「心のバリアフリー」をテーマに障がい者・障がい者スポーツについての講演会を開催いたしました。

‣テーマ
「心のバリアフリー」 ~障がい者の声を聞くことでバリアフリーを考えよう~
‣共催
加古川市立志方中学校
株式会社スポーツフィールド
‣講師

下川友暉(写真左側)
株式会社スポーツフィールド /日本車椅子ソフトボール協会 理事/ 車椅子ソフトボール日本代表コーチ
赤井正尚(写真右側)
パラアスリート(先天性二分脊髄症)/ 車椅子ソフトボールチーム 関西unbalance監督 / 2020年度 車椅子ソフトボール日本代表
‣講演内容
・チャレンジすることで道は開ける(赤井)
・様々な障がい者と関わる中で感じた「障がいは個性」という考え方(下川)
・パラスポーツ体験会(車椅子ソフトボール)

▼参加学生の声 Aさん
本日の授業で、学んだのは「自分たちの当たり前は、障がい者の方々にとっては、当たり前ではない」ということ。しかし、障がいは「個性」であり、私たち健常者と障がい者は同じだということを学びました。
障がい者を手伝うことは大切ですが、その時に自分がどう考え、どう思うかにより、「心のバリア」が変わるということを知りました。例えば、「可哀想だから」、「大変そうだから」という理由で手伝うのは、「心のバリア」があるということです。
また、「違い」の言い方も「個性」と言った方が良いように、障がい者の皆さんは「障がい」を「個性」として捉えており、「他人と違うおかげで」という考えを持ち、生活をしていることを知りました。
私たちの「障がい者は大変なんだ」という考えは偏見で、そう思っているのは健常者だけで、障がい者の皆さんは「障がい」をマイナスに考えていないということを聞き、障がい者の気持ちを何も知らなかったことに気づきました。
本日学んだことを活かして、障がい者に対して「心のバリア」を作らず、「心のバリアフリー」で接することを大切にしていきます。
▼参加学生の声 Bさん
障がい者の人は不便で、やりたいことが自由に出来ないイメージがありましたが、障がい者の人たちは健常者にはない自分の個性を楽しんで生活していることを知りました。
また、「障がいのある人だから…」、「可哀想だから」と思って助けるのではなく、障がい者の人でなくとも、「困っていたら誰であっても声をかける」という判断基準が大事だと思いました。
私も自分自身の苦手なところや得意なところも自分の個性だと考え、色んなことに挑戦していきたいです!
▼加古川市立志方中学校 体育教員 小林文人先生

道徳の授業の中で障がい者のリアルな声を聴きたいという声があがったことをきっかけに、株式会社スポーツフィールドに相談し、今回の講演会を開催いただけることになりました。
これまでにもバリアフリー・ユニバーサルデザインについて学習していましたが、実際に下川さんやパラアスリートの赤井さんより「障がい者としての障がいとの関わり方」・「健常者としての障がいとの関わり方」についてリアルな声でお話いただき、生徒一人ひとりが新しい気づきを得ることができたと思います。
また、実際に当事者から話しを聞くことや実際に体験するということは、生徒にとっても貴重な機会であり、深い学びへの第一歩であると考えています。
今回の様に教育現場だけではなく、企業と連携することで、より広範的な学習も可能になってくるので、今後も取り入れていきたいと思います!
今回は貴重なご機会を頂き、誠にありがとうございました!!
▼パラアスリート 赤井正尚 さん
今回の講演会では、私が先天性の障がいを持って産まれてから現在まで、「どう自分自身の障がいと向き合ってきたか」、「パラスポーツへの挑戦」、私が思う「心のバリアフリー」などをお話しさせていただきました。
普段接することのない障がい者からの生の声を聴いて感じたことが、子供達の未来に生かしていただける事が何より嬉しいことです。
このようなご縁をいただき感謝しております。ありがとうございました!!!
▼株式会社スポーツフィールド 下川友暉
講演会では、私から「健常者が障がい者に関わる意義」をテーマに、「障がい者スポーツの現状」や「障がいは個性」を中心にお話させていただき、中学生の皆さんに「心のバリアフリー」について考えていただきました。
講演会を通して、中学生の素直なリアクションや初めてのことを知った時の表情、競技用車椅子を体験する様子などを見ることができ、非常に有意義な時間となりました。
当初、「障がい者」というワードがどこかマイナスに感じている学生も多かったのではないかと思います。お話の中で、私は「心のバリアフリー」という表現をさせていただきました。
今回の講演会をきっかけに、少しでも障がいやパラスポーツを身近に感じていただき、今後生活の中での新しい発見に繋げていただけると嬉しいです!
また、障がい者・健常者関係なく、共生社会を実現に繋がることを願っています!
加古川市立志方中学校の小林先生、パラアスリートとしてご協力いただいた赤井さん!ありがとうございました!
≪株式会社スポーツフィールド≫
「全従業員の物心両面の幸福を追求すると同時に、スポーツが持つ可能性を様々なフィールドで発揮し、個人、法人、地域社会、そして日本の発展に貢献すること」を理念として掲げ、スポーツの持つ価値を高め、多領域に広めるべく事業展開しています。2019年12月東証マザーズ上場(証券コード7080)。
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