社員インタビュー:山川遼太

2020年4月株式会社スポーツフィールドにデュアルキャリア社員として新卒入社。現在会社員として働く一方でビーチサッカー選手(東京ヴェルディビーチサッカー所属)として活動する。スポーツフィールドでは体育会事業部門に所属し、体育会学生の就職支援と企業の採用支援を行う。


ビーチサッカーとの出会い

‣一度は競技を諦めた就職活動

‣前例のないデュアルキャリアへの挑戦

‣今後の目標


ビーチサッカーとの出会い

-これまでのスポーツ歴を教えてください

小さい時は韓国に住んでいたこともあり、幼少期から小学校1年生まではテコンドーをしていました。小学生のときはサッカーとテニスをしていて、中学・高校ではサッカー一筋でした。大学に入学するタイミングでビーチサッカーをはじめました。

-ビーチサッカーとの出会いを教えてください。

父親の仕事の関係で、シンガポールにも住んでいたことがありました。現地にアルビレックス新潟シンガポール(シンガポールを本拠地とするサッカーチーム)というチームがあり、そのチームの1人の選手との出会いがきっかけでした。

その選手がビーチサッカーに転向し、自分の知っている選手がビーチサッカーの試合で活躍している姿をみて、「ビーチサッカーいいな~」と思っていました。

また、ビーチサッカーの誘いを受ける中で、「日本代表になるチャンスがあるよ!」「まだ若い選手が少ないから早めに始めた方が良いよ」という話を聞き、大学からビーチサッカーをはじめました。

はじめは、神奈川県のビーチサッカーチームに所属し、大学3年生の時にご縁があり東京ヴェルディに移籍し、現在3年目になります。

-サッカーからビーチサッカーに転向してみてどのような違いを感じましたか?

まず、ボールが砂に埋まるので転がらないです(笑)なので、浮き球を繋いでボールが一度も地面に落ちずにゴールまでいくシーンや、オーバヘッドキック、ジャンピングボレーが多く見られるのがビーチサッカーならではですね。

あとはキーパーもゴールを決めます!コートはフットサルくらいの広さなのですが、ゴールはサッカーより少し小さいくらいで、コートの広さに対してゴールが大きいのです。

なのでキーパーがリフティングでボールを運んで、シュート…。というシーンもありますね。

写真:ボールを地面になるべく着けない、ダイナミックなプレーが多いところも魅力です。

正直、私も始める前は「サッカーをやっていたから、いけるっしょ♪」と気持ちに余裕があったのですが…、痛い目をみましたね(笑)

国際大会になると砂の深さは40センチ以上(大体足首が隠れる程度)というコートの規定があります。40センチの砂浜で走ったりジャンプしたりボールを蹴っていることを想像してもらえれば私が痛い目をみた理由が分かると思います(笑)

使う筋肉や動き方もサッカーとは異なり、体力的にもはじめた当初はきつかったですね。

-ビーチサッカー界の現状について教えてください

日本のビーチサッカー界はまだまだ若い選手が少ないという現状があります。昨年のワールドカップの日本代表選手の平均年齢は33歳とサッカーと比較しても少し高めですね。

私の年齢(23歳)でも超若手で、同世代の選手はまだ片手で数えられるくらいしかいないですね。要因として、まだまだビーチサッカーが出来る場所や環境が少ないことが要因のひとつかなと思います。

あとは、プロリーグがまだない中で競技だけで収入を確立することが難しく、一方で練習時間は日が出ている時間帯なので一般的なオフィスワークとの両立が難しく、社会人になるタイミングで競技を諦めてしまう人も多いように感じます。

最近では全国各地でスクールの開催の影響もあり、小学生や中学生、高校生からビーチサッカーができる環境も整い、少しずつ競技人口も増えてきているので、今後もビーチサッカー界を盛り上げていきたいですね。

-世界大会だとどの国が上位に入ってくるのでしょうか?

私が所属する東京ヴェルディはチーム発足以来国内では負けなしで、チームとして出場した2020年2月の世界クラブ選手権では4位になりました。

ベスト4は、日本・ポルトガル・ロシア(2チーム)でした。

ベスト4のチームの中だと日本以外はプロリーグがあり、世界大会の開催地ロシアでは、ドームに砂が敷かれていたり、設備や環境も非常に整っている印象でした。現在日本も大きな目標としてプロリーグ化を目指しています。

‣一度は競技を諦めた就職活動

-学生時代の就職活動について教えてください。

就職活動を進める中でデュアルキャリアアスリートにおける現状の厳しさを痛感しましたね。

様々な企業を受ける中で人事の方に、「実は、競技を続けたいと思っていて…」と相談すると、「それはちょっと厳しいかな…」と言われることがほとんどで、競技を続けることを諦めかけていました。

-スポーツフィールドとの出会いは何だったのですか?

就活ナビサイトでした。「体育会学生の就活支援」「アスリート」「セカンドキャリア」という言葉が目にとまり、選考に進みました。

代表の篠﨑さんとの面接(最終選考)で、他社の選考と同じように「競技はどうするの?」と聞かれ、「そこはやむを得ないことだと思っているので、辞めることも考えています…」と伝えたところ、「競技を辞めることが山川さんにとって本当に良いことなのか、ちょっと考え直した方が良いんじゃない?」と、まさかの返答で驚きました。

しかし、篠﨑さんの言葉をきっかけに自分がこの会社で実現したいと伝えている志望理由と自分の行動が矛盾していることに気づきました。

「アスリートや体育会学生の力になりたい」

「仕事と競技を両立できる環境を作りたい」

「仕事を理由に競技を断念してしまう人が多い現状を変えていきたい」

と言うのであれば、まず自分がデュアルキャリアに挑戦しなければと…ハッとしました。

そして、スポーツフィールドに新卒入社からデュアルキャリアという働き方は前例にはないが、挑戦できる環境はあるとお話いただきました。

-そこでデュアルキャリア社員として入社することを決めたのですね!

実は、すぐに決断はできず、そこから1か月ほど悩みましたね。

❶スポーツフィールドにおける過去の新入社員で、デュアルキャリア社員として入社した前例はない。

❷チーム自体の実績はあったものの、個人としては大きな実績を残していない中でデュアルキャリア社員として働くことの是非が分からない。

この2点の迷いや不安がありました。

1ヵ月間、デュアルキャリア関係の方々と話をする機会を作り、考える時間を作りました。

考えた結果、やっぱり「競技を続けたい」というのが一番強かったですし、ビーチサッカーが出来ることに対する喜びが大きかったです。

その想いを胸に再度篠﨑さんとの最終選考に挑み、無事内定を獲得することができ、新入社員で初めてデュアルキャリア社員として入社することになりました。

‣前例のないデュアルキャリアへの挑戦

-現在の働き方について教えてください。

月曜日はチームの練習がないので朝から通常通り勤務しています。火曜日から金曜日はチームの練習が午前にあるので午後1時から勤務しています。土日はチームの活動のみになります。

会社としても変わった勤務体系で新卒が入社してくるのは初めてだった中で、都度気にかけていただき、臨機応変にサポート体制を整えてくださった上司や先輩方には本当に感謝しています。

写真:オフィスにポスターを掲示

-入社して6ヵ月。デュアルキャリアとして活動していることの相乗効果を感じることはありますか?

ビーチサッカー選手として活動していることで社外との人脈や情報収集の伝手が多いところやスポーツ現場のリアルな声や状況を生々しく理解していることは、自身の強みだと感じています。

実際に、これまでも競技を通じて知り合った方々から「体育会の就職支援」「採用支援」の会社で働いていることを話すと興味を持ってもらうことができ、その方が働く会社にスポーツフィールドの社員として訪問させていただく機会もありました。

また、デュアルキャリアを目指す学生や社会人の方に対して、同じ境遇を経験し、実際にデュアルキャリアを体現している私だからこそ伝えられる部分があると感じています。

-デュアルキャリアを広めるために何か個人的にされていることはありますか?

SNSを活用し、デュアルキャリアとしての発信に今後さらに力を入れようと考えています。

情報発信を始めたことで、これからデュアルキャリアに挑戦したいという学生や社会人の方から直接DMが届いたり、色んな方を経由して個人的に相談の連絡をいただくことが増えてきました。

自分がどのように手助けできるか…というよりは、自身の経験をひとつの例としてお伝えするようにしていて、少しでも情報収集されている方の力になりたいと思い、発信しています。

相談が多いのは

「実際どのような働き方をされているのですか?」

「どのような就活をしていましたか?」

という内容が一番多いですね。

-これからデュアルキャリへの挑戦を考えている方に伝えたいことはありますか?

デュアルキャリアとして働きはじめて6ヵ月経ち、改めてデュアルキャリアを始める上で必要だと思うことは3つあります。

❶仕事と競技の両立へのイメージと覚悟

❷仕事と競技、両軸の目標設定

❸情報収集

❶仕事と競技の両立へのイメージと覚悟

私も就活の時に悩んだ時期はあったのですが、競技と仕事を両立することに対するイメージと覚悟を持てているかは重要だと思います。成功イメージを持てていないときは不安でしたが、イメージを持てたときワクワクに変わりました。

❷仕事と競技、両軸の目標設定

デュアルキャリアを目指す就活中の学生で多いのは、競技の目標ばかりが先行してしまい、仕事での目標がないというケースです。競技だけの目標設定では、入社できたとしてもその後、仕事が作業になってしまうなど「両立」は厳しいと思います。

私自身も競技面、仕事面での両軸での目標設定は大切にしている部分でもあります。

❸情報収集

実際にデュアルキャリアを経験している方や様々な知見を持っている方から情報収集を行い自分の中で考え方や選択肢、中長期的なビジョンを整理した上で人生の選択をしてほしいなと感じます。

まだまだデュアルキャリア採用をしている企業が少ない中で、今後はアスリートや学生側から「デュアルキャリア雇用は出来ませんか?」とこちらから提案していくことも出てくると思います。

となると、前例のない企業側からデュアルキャリアや他社事例、雇用形態について質問されます。その時に、自分自身がデュアルキャリアや他社事例の知識がなければ、答えられませんし、実現は不可能だと思います。

実際に、私もデュアルキャリアとして働きはじめた今も情報収集は欠かさず行っています。

‣今後の目標

-今後の目標を聞かせてください!

まず仕事面の短期的な目標として、他の人に比べて働く時間は短いのですが、それを周囲に感じさせないくらいしっかり結果を出すこと、自分だから出来る形で会社・世の中に価値提供していくことを掲げています。

競技においては日本代表に入ってワールドカップで優勝することです。そのために必要なことはまず今所属しているチームで結果を出し、個人としての実績を積み上げていくことですね。

中長期的には、デュアルキャリア社員の自社採用に携わりたいと考えています。

今後、世の中にデュアルキャリアという言葉や働き方が浸透すれば、デュアルキャリア社員も増えてくると思います。その時に、デュアルキャリア採用の面接や内定後の面談、入社後のフォローに携わっていきたいと考えています。

ゆくゆくはデュアルキャリア社員でひとつのセクション(部署)を作りたいと個人的に思っています!

-読者へメッセージを!

自分自身、デュアルキャリアの浸透や実現の力になりたいと思っているので、SNSでの発信にも力を入れていこうと考えています。

また、デュアルキャリアとして活動するアスリートの方ともっと繋がり、情報交換を行いたいと思っています!ぜひ、SNSを覗きにきてください♪

インスタ:@ryotayamakawa

Twitter:@ryota_yamakawa

また、スポーツフィールドではアスリートのデュアルキャリアを支援しておりますのでお気軽にご相談ください。

-最後に!社員へメッセージを!

新卒でデュアルキャリア社員として初めて入社させていただき、半年が経過しました。特殊な勤務体系ということもあり、社員の皆様には日々たくさん支えていただき、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。いつもありがとうございます!

また、ビーチサッカーの試合は全国各地で行うことが多いです。先日、大阪で試合があったのですが、その際は同期の隅谷さん(ICT開発本部)が見に来てくれました♪

写真:同期のICT開発本部隅谷さん

東京ヴェルディは日本代表が多く在籍していますし、世界レベルのビーチサッカーを近くで観る機会にもなると思いますので、社員の皆さんにはぜひ試合を観に来ていただきたいですね。

写真:本社オフィスの先輩・同期が試合を観に来てくれた際の一枚

今後ともよろしくお願い致します!


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