社員インタビュー:緒方さん

2017年12月スポーツフィールドに中途入社。現在、事業企画Div. 新規事業Sec.に所属し、体育会学生の就職支援と企業の採用支援を行う。会社員として働く一方で、母校の明治大学ラクロス部のアシスタントコーチを務める。2014年大学4年生の時に、明治大学ラクロス部を初の日本一にゴーリーとして導く。


‣スポーツ歴

‣明治大学ラクロス部を初の日本一に

‣就職・転職、スポーツフィールドとの出会い

‣転職を経て、母校のアシスタントコーチに就任

‣新型コロナウイルスのチームへの影響

‣仕事での変化、今後の目標


‣スポーツ歴

–これまでのスポーツ歴を教えてください。

小学校・中学校・高校はバスケットボール、大学ではラクロスをしていました。

高校のバスケットボール部の先輩が明治大学のラクロス部にいて、その先輩から勧誘を受けた際に、 “日本代表になれる”、“日本一を目指している”と言われ、 “日本代表になるチャンスがあるなら私もチャレンジしてみたい”という純粋な憧れでラクロス部に入りました。

現在は、母校明治大学ラクロス部のアシスタントコーチを務めています。

‣明治ラクロス部を初の日本一に

–大学から新しいスポーツに挑戦。入部当初の心境はいかがでしたか?

入部当初は、今まで道具を介してボールを扱った経験がなかったため、ボールをクロスに入れて投げるということが全くできなくて…。“これは本当に上手くなるのか?”と不安だったことを覚えています。

しかし、練習をすればするほど上手くなるのを実感できたので、1年生の時はとにかくラクロスをするのが楽しくて、暇さえあればラクロスの練習に時間を費やしていました。

–入部して一番苦労した経験を教えてください。

一番苦労した時期は、2年生の終わりごろですね。

その頃にAチームに昇格しました。しかし、私はゴーリーというサッカーで例えるならキーパーのポジションだったのですが、Aチームには既にゴーリーの先輩が2名いたので、合計3名のゴーリーがAチームにいる状態でした。

ゴーリーは基本的にベンチに2名しか入れないので、私はAチームにはいても試合には出場できない、という立ち位置でした。公式戦だけでなく、合宿の紅白戦にも出場することすらできない状態がずっと続いていました。

当時、チームの試合には出場が出来ていなかったのですが、U-21日本代表の選考会に呼んでいただきました。私は選考途中で落ちてしまいましたが、他大学で同世代の選手たちが日本代表として活躍をする姿を見て、自分の実力のなさに悔しさを感じました。

その時、“この人たちを越えるには、明治で日本一になるしか方法はない”と気づきました。代表になれなかったことが、結果的に明治で日本一を目指したいと、強く思うきっかけにもなりました。

–いつ頃からチームの主力として試合に出場するようになったのでしょうか?

3年生になり、ベンチに入れるようにはなったのですが、4年生に圧倒的に上手い先輩がいてずっとその先輩を越えられず…。1年間で公式戦に出場したのはたったの1回でした(笑)

ただ、試合に出場できない中でも“明治で日本一になる”ということを実現するために、1年間自分の強みをとにかく磨き続けましたね。実は、私は4年生になって、ようやくスタメンとして試合に出場できるようになった選手なんです(笑)

後輩や就職支援に関わっているラクロス部の学生さんから、よく“明治が初めて日本一になった代のゴーリーの人”と言われたり、“すごい人”という印象を持たれることが多いのですが、私のラクロス人生は決して上手くいっていたとは言えません。

試合に出られない期間も長く、色んな悩みや壁を乗り越えた結果、チームのみんなのおかげで最後の最後に目標であった日本一を実現することができました。

–緒方さんの代が明治大学のラクロス部として初の“日本一”だったのですね!

日本一もそうなのですが、全日本大学選手権に出場すること自体、明治ラクロス部として私たちの代が初めてでした。これらは、自分たちの代だけで成し遂げたことではなく、歴代の先輩方や後輩たちの力も借りて、やっとの思いで実現した念願の日本一でした。

結果だけみれば輝かしいかもしれませんが、先輩方が引退し最高学年になったばかりの春先の練習試合では負けてばかり。正直、他大学の強豪と言われるチームに勝てる状態ではありませんでした。

だからこそ、明治が日本一になった時は、周囲から「明治がそこまで勝ち進むか…!」という反応が多かったです。

–春先は勝てなかったチームにどのような変化があったのでしょうか?

春先の練習試合で中々勝てなかったときに、“自分たちは上手くない”ということを認めることから始めました。

そして、上手くないからこそ “準備をしっかりすること“をチームの中で大切にし、試合に臨むための準備として、体づくりや自チーム・相手チームの分析、それらを集約したチーム戦術づくりに、より一層力を入れるようになりました。

実際に試合に臨む際には、試合展開も様々な想定を行い、最悪な展開から最高な展開まで想定をし、全ての状況に準備をしていました。準備に準備を重ねて大会に挑んだ結果、“関東学生リーグ優勝・全日本大学選手権優勝・全日本選手権優勝 “という三冠を達成しました。

当時の明治は他大学からも応援されるチームだったので、勝ち進む中でも色んなチームが応援に来てくれました。きっと、自分たちのことを強いチームと驕らず相手チームをリスペクトし、ひたむきに泥臭く頑張るチームだったことが応援されるチームになった要因かなと思います。

-4年間ラクロスを通して学んだことは何だと思いますか?

たくさんあるのですが、一番は“準備をすることの大切さ”を学びました。

先ほどお伝えした自分たちの実力を認めてしっかり準備をしたことで、“日本一”という目標を実現した経験は、自信にも繋がっていますし、そこで学んだことは今の仕事でも活きています。

例えば、私は人前で話すことが苦手なので、仕事において人前で話す場面があるときは、本番までにめちゃくちゃ練習します(笑)それは、朝礼のスピーチや就活講座(スポ勉)も含め、全てにおいてです。

何事においても様々な状況が起こりうるかと思いますが、なるべく多くのことに対応できるように、しっかり準備をしてから挑みます。

結果的に、苦手と思うこともいつも自信を持って取り組むことができています。その経験から、仕事においても準備をすることをとても大切にしています。

‣就職・転職、スポーツフィールドとの出会い

–新卒ではどのような会社に入社されたのですか?また、転職を考えたきっかけ教えてください。

大学卒業後は大手ハウスメーカーに入社しました。

当時から母校ラクロス部のコーチについて声をかけていただいていたのですが、お断りしていました。やろうと思えばやれたのかもしれませんが、当時、心身共に全く余裕がなく、休みの日にラクロスを指導するという気力もありませんでした(笑)

卒業してからも大学時代のラクロス部の同期会を年に何回か開催していたのですが、基本的に週末の金曜日・土曜日に開催されるので、平日が休みの私は全く参加出来ていませんでした。

社会人3年目になったころに、たまたま参加できる同期会があり、久しぶりに大学時代の同期に会ったら、キラキラ輝いているように見えました。

“あれ、なんかみんなすごく仕事楽しそうだな、私ももっと他の選択肢も考えてみてもいいんじゃないかな“と思ったのがきっかけで転職活動をはじめました。

–スポーツフィールドとの出会いを教えてください。

はじめは、様々な転職エージェントを利用して、転職活動を進めていました。なかなか上手くいかないなと思っていた時に、母が電車でスポナビキャリアの広告を見つけて、LINEで”体育会出身者の転職サポートしてくれるらしい“と、写真が送られてきました。

スポナビキャリア

じゃあ、ちょっと登録してみようか、というのがスポーツフィールドとの出会いです(笑)なので、始めはスポナビキャリアの利用者でした。

私は正直、人の人生に寄り添うということはハウスメーカーで十分すぎるほど経験したつもりで、そういう仕事からはもう離れたいと思っていました。

しかし、当時私の担当スタッフだった蓮尾さんとの面談の中で、いざ“人に寄り添う”ということが無くなると私は仕事にやりがいを感じないかもしれないと思うようになりました。そこから、人財会社を中心に受けるようになりました。その中の1社がスポーツフィールドです。

選考を受けに様々な企業を訪問する中で、入口で待つことがあると思うのですが、スポーツフィールドは、その時に出会った社員の明るい雰囲気やコミュニケーションの取り方が他社とは違い、驚きました。

私も、働くなら社員間やお客様とのコミュニケーションを大切にする会社で働きたいと思っていたので、スポーツフィールドに入社を決めました。そして、そのタイミングで明治ラクロス部のアシスタントコーチにも就任しました。

‣転職を経て、母校のアシスタントコーチに就任

–現在の1週間のスケジュールを教えてください。

平日はスポーツフィールドの社員として働いて、土日は明治大学ラクロス部のアシスタントコーチとして活動しています。会社員とコーチを両立するようになって、今年で3年目になります。

たまに体に疲れを感じることもあるのですが、逆に土日に練習に行くことで、学生から元気をもらえます。だからこそ行くのがしんどい、というのは全くなく、1週間休みがない状態でも、不思議と休みがないという感覚はないんですよね。

–改めて、明治大学ラクロス部の特徴を教えてください。

誰にでもチャンスがあるチーム、だと思っています。明治大学部にはスポーツ推薦というものがありません。

他大学だと、ラクロス部に推薦枠がある大学や、中高にラクロス部があり、そのまま大学に上がる選手で構成されている大学もあるのですが、明治は、ほとんどの学生が一般入試で入学し、尚且つ一学年のラクロス経験者は1,2名いれば良い方というチーム状況です。

だからこそ、抜きん出て誰かが上手いというエース主体のチームではなく、毎試合活躍している人が変わります。そこが見ている人が面白いと思うポイントでもあるかもしれません。

そして、“挑戦者”という気持ちを常に持ち、泥臭く頑張れるところも、明治大学ラクロス部の特徴ですし、何年経っても変わらない良さだと思っています。

–仕事とコーチ、両方やっていてよかったなと思う事はありますか?

私はスポーツフィールドで体育会学生の就職支援を行っているのですが、自己紹介の際に“明治大学のラクロス部のコーチをしている”と話すと、スポナビを利用している他大学のラクロス部の学生さんはすごく親近感を持ってくれます。

また、ラクロス部の学生だけでなく、他の部活の学生さんも興味を持って質問してくれることが多いですね。

スポナビ2022

明治のラクロス部員との関わりも、これまでコーチとして、ラクロスについての話しかすることがなかったのですが、本業の就活支援を通じて一人一人のバックグラウンドを知ることの大切さを理解してからは、指導する学生たちとのコミュニケーションにおいてラクロス以外の話をすることも増えましたね。

今、目の前の学生がなぜそのような考えを持っているのか、その理由を知りたいと思うきっかけにもなりました。

–指導者として心がけていることはありますか?

”答えを与えるのではなく、学生に考えてもらう”ということを心がけています。

選手たちは私に対して、 “日本一を経験したコーチ”という印象を持っていると思います。私の他に2名アシスタントコーチがいるのですが、その2名も私の大学時代の同期になるので“日本一を経験したコーチ”が3名チームにいる状態です。

また、私が現役の時から変わらず明治のヘッドコーチを引き受けていただいている方も、日本代表のヘッドコーチを長年務めていました。

だからこそ、 “あの時はこうだった”、“あの時はこうしていた”というように、自分たちの経験や価値観を押し付けることはしないようにしています。

今のチームにとって何が一番良いかを学生と一緒に考えて、結果出た答えが私たちの時にやっていたことと違っても良いと思っています。自分たちの日本一の経験は、1つの経験談(アドバイス)としてチームに伝えるようにしています。

–選手たちに大学スポーツを通して学んでほしいことは何ですか?

大学スポーツを通じて、“本気で何かに取り組むことの楽しさ”を経験してほしいですね。

大学の部活は、中学・高校の部活動以上に自分の意志で選択して部活動に入る人が多いと思っています。私自身“本気でラクロスに4年間を注ぎたい“と自分の意志で選んで入りましたし、本気で取り組んだからこそ、自分の強みや弱みを見つけることができました。

“本気で何かに取り組むことの楽しさ”と部活動を通じて学んだ経験が今でも活きています。

また、大学スポーツを通じて、同じ熱量で同じ目標を目指す仲間にも出会えました。当時の苦楽を共にした仲間は卒業してからも、これからも支え合い、助け合う仲間だと思っています。これら全てが大学スポーツの価値だと感じています。

‣新型コロナウイルスのチームへの影響

–大学スポーツ界においても様々な影響を受けている中、チームの状況はいかがですか?

大学ラクロスは、本来関東のリーグ戦が8月頭から始まり、その後に全国大会が開催されるスケジュールでしたが、今年に関しては、全国大会が中止となりました。

全国大会の中止が決まった時、やはり学生の間で少し落胆した雰囲気は見て取れました。しかし、主将をはじめ4年生が最初にしっかりと気持ちを切り替えてくれたことがチームにとって良い雰囲気を生んでくれました。

チームに対し“全国大会が中止になっても自分たちがやることは変わらない”と伝えてくれたことで、再び前を向いて全力で走っていけるようになったと思います。

目標が“日本一”から“関東リーグ優勝”に変わっただけで、これまでやってきたことも何一つ無駄ではないし、これから大切にすることも何1つ変わらないという共通認識をもって今は練習に取り組んでいます。

–カレッジスポーツでは毎年重要になる新入生勧誘活動。今年はどのように活動されたのでしょうか?

ラクロス部は、スポーツ推薦がないことやマイナースポーツであることにより、何もしなくても毎年ある一定数の部員が入ってくるということはありません。

毎年ゼロから自分たちで集客活動を行っているのですが、今年は新型コロナウイルスの影響もあり、そもそも新入生と接点が取れない。ということが課題でした。

その中で、今年ラクロス部はオンラインでの新歓を実施していました。それだけではなく、ラクロス部の学生たちが体育会本部や他の部活動に掛け合って、明治の体育会全体でオンライン新歓をやりましょう!と企画をしたそうです。

また、体育会だけではなく、ラクロス部と同じように自分たちから接点を取りにいかなければ新入生の獲得が厳しいサークルにも声をかけていました。賛同してくれた部活動やサークルも多く、初めての取り組みでしたが成功させることができました。

学生たちの頑張りがあり、ラクロス部にも例年には及びませんが、それなりに新入生が入部してくれました。

–体育会出身、明治大学ラクロス部のコーチとして読んでいる人に伝えたいことはありますか?

コーチそしてOGとして、読者や同僚に伝えたいことがあります。このコロナ禍、様々な状況でいろんな局面を迎えている体育会学生が周囲にいると思います。

“練習ができない”、“試合がないまま4年生が引退する”という状況の部活動もあれば、ラクロスのように、まだ大会が残っている競技もあり、状況は様々です。

そんな中、体育会出身の皆さんには自分の出身チームに少しでも興味を持っていただけたらすごく嬉しいです。それは金銭的な援助をしてほしい、という意味ではなく、“応援している”ということを伝えてもらえるだけで嬉しいですし、チームにとって大きな力になります。

そして明治大学のラクロス部のコーチとして伝えたいことは、今年のチームの仕上がりも楽しみにしていてください!ということですね(笑)

明治は試合前にチームとして完成している、というよりも、リーグ戦最中に大きく成長するチームだと感じています。今年はスローガンの「ACTIVE」を掲げ、部員一人一人がラクロスに、そして自分自身に真剣に向き合ってきています。そんな部員みんなの頑張りや成長を是非感じていただきたいです。

今年のリーグ戦は無観客試合ということが決定し、既に試合がスタートしていますが、色んな方法を試しながらリアルタイムで皆さんに試合を届けられるように、今学生主体で動いてくれています。

会場には来ていただけない状況ですが、皆さんにはぜひ明治大学ラクロス部のことを応援していただけますと嬉しいです!

‣仕事での変化、今後の目標

–スポーツフィールドに入社して3年が経ち、心境の変化や今大切にしていることはありますか?

ラクロス部で4年生の時はチームを引っ張るという意識はもちろんあったのですが、ゴーリーだったこともあり、周囲を巻き込むというより、“自分が頑張って成長することによってチームが勝つ”という考えを持っていました。

それは、前職のときも、今でも変わらず“とにかく自分が頑張る”ということを一番大切にしてきました。

実は昔から周囲の人に気を配るのが苦手でして…自分のことで精一杯で、周囲の人が目標達成するために何かを一緒にする。という考えを持つ余裕は、去年まであまり無かったと思います。

ですが、今年に入り、自分のチームを持つポジションになりました。

上司の久保谷さんや川村(真)さんの影響が大きいのですが、自分が何かをやるだけではなく、リーダーとして周りの人たちのことをしっかり見て、何か出来ていないことがあったり、困っているメンバーがいたら寄り添って一緒に改善策を考える。という意識をするようになったのは私の中での大きな変化です。

まだまだではありますが、最近では自分がチームのためになることをすることで、チームとしても結果が出るということを日々実感できています。

–今後の目標は!

“いい女”になることです!

“いい女”というのは、明治大学ラクロス部の理念でもあったのですが、その考えを今でも大切にしています。

“ラクロスだけ上手い人”、“スポーツだけを頑張る人”がいい女ではなく、競技力に加えて、人間的に成長することが大切。その結果、その人それぞれの魅力が生まれる、と考えていました。

今に置き換えると、“仕事ができるだけの人”、“ラクロスのコーチだけ頑張っている人”ではなく、仕事やラクロスだけではなく全部全力で取り組んでいる、だからかっこいい!と、どんな人から見ても魅力のある人間に成長したいと思っています。

まだまだ頑張ってまいりますので、皆様よろしくお願いいたします!


Popular Articles

人気の記事

スポーツフィールドは、
アスリートの皆さんの
就職・転職を
応援しています