新人賞受賞以上に1年間本気で目指し行動し続けたことに価値があった。
PROFILE
宮原 巧磨(みやはら たくま)
福岡県出身。高校卒業までは福岡県内の学校に通う。卒業後、広島県の大学に進学。新卒(19卒)としてスポーツフィールドに入社。広島オフィスに配属となり、顧客企業の採用コンサルティングと体育会学生の就職支援を行う。新入社員の中で1年を通して最も優秀な成績を修めた社員に送られる新人賞を受賞。

「目次」
◆スポーツ歴・学生時代について
◆学生時代の就職活動について
◆スポーツフィールドとの出会い
◆入社1年目を振り返って
◆今後について
◆入社2ヵ月目の後輩たちにメッセージ
◆おススメ本
スポーツ歴・学生時代について
-社内では“野球部”の印象が強い宮原さんですが、これまでのスポーツ歴は?
社内ではあまり知られていませんが、実は空手をやっていました。
幼稚園の年中の時に始め、小学校5年生まで継続し、黒帯を獲得しました。
空手を始めたきっかけは、少し照れ臭いのですが、妹が生まれたときに「守ってあげたい」「強くなりたい」と思ったことです(照)
野球を始めたのは小学校2年生ときです!
父親が阪神タイガースの大ファンでほぼ強制的に野球をはじめました。
兄の名前が「まさゆき」という名前なんですけど、父親が一番好きな選手でもある元阪神の掛布雅之(かけふまさゆき)選手からきています(笑)
私自身は、阪神の今岡誠選手が好きで、私が野球を継続できた理由の一つでもあります。
小学校から高校までは地元福岡県の学校の野球部に所属し、大学進学の時に広島県に行くことになりました。

-福岡を出て、広島の大学に進学することになった経緯は?
高校生の時にあと一歩のところで甲子園出場の切符を逃したことがありました(福岡県2位)。
ただ、進学校だったこともあり、決勝まで進出したことや2位という成績に対して、周囲から「おめでとう!」と言われることが多く、もちろん感謝の気持ちはあるのですが、どこか違和感を覚えました。
大学では、もっと高いレベルで野球をしたいと考えていた時に、当時の大学野球部の監督に出会ったことがきっかけで、広島経済大学に進学することを決めました。

-大学時代の野球部で一番印象に残っていることは?
3年生時の合宿の際に、コーチに新チームの主将を任命されたのですが、断りました。
その後、約3ヵ月間チームから離れて活動する期間があり、そこで大きく考え方が変わったということが一番の印象に残っている出来事です。
大学の野球部は4学年で150人ほどいて、1軍2軍に分かれている環境の中で、1年生の時から1軍でプレーしていました。
ですが、大学を決めたきっかけでもある監督が居なくなってしまったことを言い訳に、心ここにあらずで、チームへの気持ちがフラフラしている部分があり、自分には出来ないと思いました。
そんな時にチームと離れ、自分自身や野球と向き合う時間ができ、これまでは自分のことばかり考えて、野球をしていたことに気づきました。
その期間に、自分のためではなく、家族や部員をはじめ、周囲への感謝の気持ちが強くなり、いろんな人の想いを背負って、野球をもう一度頑張りたいと思いました。その後、監督と話し合いチームに戻ることになりました。
今思うとこの時に「自喜力」から「他喜力」の思考に変わったのだと思います。

-一度主将を断り、チームを3ヵ月も離れた選手が再び主将に…部員から反対はありませんでしたか?
監督から次のチームの主将とは言われていたのですが、周囲からの信頼もない状態だったので一旦白紙にしてもらいました。選手の投票で決めたいと伝えました。
私は、とにかく「チームのために」を意識し、考え行動し続けました。
部員150人、全員と個別で話す機会をつくりました。個人が抱える悩みやチーム対して感じている不満をヒヤリングしました。
2軍の練習にも顔を出し、2軍の選手が1軍にも挑戦できるような環境を整えたり…と、メンバーが抱えている不満やチームとしての課題を自分が解決していくつもりで行動しました。
結果的に選手の投票で主将を決め、ほぼ満票で私が主将を務めることになりました。

自分で言うのもなんですが、人ってここまで変われるんだなと思いました(笑)
中学高校の友人からすると私が主将なんて誰も想像できないと思いますし、帰省したときには親にも変わったねと言われました。
今の自分があるのも、新人賞を取れたのも、大学の野球部時代での経験があってです。
学生時代の就職活動について
-ご自身の就職活動について教えてください。
今思うと大学1年生の頃から4年間ずっと就職活動の様なことをしていた気がします。
好奇心が昔から強く、飲食店や居酒屋に行っては、自分から社会人らしき人に声をかけて、企業や社会について話を聞かせてもらっていました。
それが社会勉強や就職活動に繋がり、何よりどこの合同説明会や企業の説明会より一番リアルな声が聞けると思っていました。
3年生になり本格的に就職活動も始まり、主将の経験から自分の発する言葉はチームや組織に大きく影響することを学び、自分の話す言葉と言動で人を幸せに導く仕事がしたいと思うようになりました。
とはいっても、いろんなことに興味があったので業界は絞れず、人財・金融・ブライダル・広告など受けて、結果的に内定を10数社からもらいました。

スポーツフィールドとの出会い
-スポーツフィールドを知ったきっかけは?
スポーツフィールドが運営するスポナビ(※)の利用者で、当時の担当スタッフの小林さん(現在産休中)に就活の相談という形で会ったのがきっかけで、知りました。
※ 体育会系学生のための就職活動(就活)支援サイト スポナビhttps://job.sponavi.com/2021/
私自身、就活で一番困ったことが、内定を獲得することではなくて、自分のやりたいことを見つけることと、最後の1社を決めることでした。
この悩みは、ナビ媒体では解決できず。また、元々、人に自分の悩みを打ち明けられるタイプではなかったこともあり、家族や友人には話せず。
ただ、なぜか小林さんだったら話せたんです(笑)この人すごいな…と圧倒されたのを今でも覚えています。
そんな小林さんが働いている会社ってどんな会社なんだろうと気になって、スポーツフィールドの説明会に参加しました。
-なぜ内定をもらった10数社の中でもスポーツフィールドに?
小林さんをはじめ、その他のスポーツフィールドの社員に会う度に惹かれていきました。
ありきたりですが、一番の理由は人です(笑)
そして、説明会に参加したときに経営理念と行動指針を聞いて、スポーツフィールドの社員が生き生きとしている理由がわかりました。
経営理念・行動指針… https://www.sports-f.co.jp/company/guideline.html#policy
入社後について
-就活のサポートを受ける側からサポートする側になり、学生に必ず伝えていることはありますか?
学生の初回の面談で強く伝えているのが、
「就職活動はただ単に企業を選ぶ活動ではない。自分自身を見つめ直す時間であり、自分のなりたい姿を思い描き、叶えるための道筋を考える大切な時間。そして、本気でやればやるほど自分自身の成長に繋がる」
という話をするようにしています。
また、「スポーツを頑張ってきた皆が社会に出て活躍することでスポーツの価値を高めることが出来る」という話もするのですが、その話をすると学生の目の色が変わりますね!
就活のサポートはもちろんですが、それ以外の相談も面談の中で受けることも多いです。
主将の相談や上下関係、レギュラーと控えメンバーとの意識差、監督との距離感とか、めちゃくちゃ相談受けます(笑)体育会の先輩として頼ってもらえることは嬉しいので全力で答えます!
-学生の就職サポートを行う中でやりがいを感じるのはどんな時ですか?
面談を重ねる度に、就職活動を通して学生が成長していく姿を見ることが出来る所にやりがいを感じます。
就職活動が終わった時には、多くの学生から「ありがとう」と感謝の言葉をいただきます。
お礼の手紙やプレゼントをオフィスまで持ってきてくれたり、驚いたのが親御さんから御礼の電話をいただくことも何度かありました。
家庭内でもスポナビや僕の名前が出ているのは驚きましたし、人生の分岐点に携われたことを実感したときは嬉しいですし、やりがいを感じます。
1年目ではじめて担当した学生達が今年の4月から社会人になるので、彼ら彼女たちのこれからの活躍が楽しみです!
入社1年目を振り返って
-新人賞を目指し始めたのはいつ頃ですか?
新人賞は入社前から目標としていました。
一番憧れている学生時代担当スタッフだった小林さんが受賞した賞だったのが目指したいと思ったきっかけです。
また、入社当初、同じ広島オフィスの下川さんが取れなくて悔し涙を流している姿を目の前で見たときに、来年私が必ず取ると決めました。
あの時の下川さんの涙や表彰式の雰囲気、色んな方のスピーチを聞いて、すごい価値のある賞なんだなと思いました。

-新人賞を受賞した感想を教えてください。
この1年間本気で新人賞を目指して、同期とも切磋琢磨しながらやってきましたし、最後まで誰が受賞するかわからないくらい接戦でした。
新人賞も嬉しかったのですが、2019年度最後の月(3月)の月間MVP・準MVPを私と同期の加納さんと、1年目社員でW受賞できたのはもっと嬉しかったですね。
全国にいる同期の絆も強く、全員で1年間頑張ってきました。

結果的に賞を受賞できた喜び以上に、受賞までの過程での学びが本当に多かったと感じますし、本気で目指したことに価値があったことを実感しています。
1年間、必ず達成すると想い続けることに加え、夢や目標を言葉に出し続けてきました。だからこそ色んな人のサポートも得ることができ、受賞できたのだと思います。
-1年間大切にしてきたことは?
この仕事は本当に毎日「ありがとう」という言葉に触れることが多いと入社後、気づきました。
この1年間大切にしてきたことは、「ありがとう」という言葉にありがとうの気持ちを忘れないことです。
後は、新人賞を取りたいということを想い続けること、公言し続けることです。
今年、年間MVPを受賞された下川さんが1年目から実施していたLMGノートに毎日の振り返りと目標を書き続けました。
※LMGノートとは… http://ohg-lmg.com/note/
今後について
-宮原さんの叶えたい夢を教えてください。
入社前から変わらずプロスポーツ選手のセカンドキャリアのサポートに携わりたいと考えています。

中学、高校、大学の同期や先輩にプロ野球選手がいる関係でプロの話を聞く機会がある中で、皆さん来年のことを気にしながらプレーする人が多い(来年もし契約が無くなったら…)と感じていました。
また、高校の時からプロの誘いが来ていたけど、将来のことを考え大学を選んだものの、大学で怪我をしてしまいプロへの道が途絶えた友人もいます。
そのような、プロを目指している人たちや現在プロの選手達がセカンドキャリアへの不安に躊躇なくプロの世界に飛び込んでいける環境を作っていきたいです。
そうすることで私自身を育ててくれたスポーツ界に恩返ししたいと考えています。
最後に!入社して2か月目の後輩たちにメッセージを!
一人ひとり目指す目標は違っても良いと思います。
ただ何かひとつこれは絶対成し遂げるという目標を持つこと。
それを想い続けること、達成するために行動し続けること。
を大切にしてほしいと思います。
個人的には人生でたった1度、社会人1年目にしか経験できない新人賞を皆に目指してほしいです。
結果的に新人賞は年間で1人しか受賞できませんが、大切なのは受賞することではなく本気で目指すことに意味があります。
1年間本気で目指す過程での学びは新人賞以上の価値があったと改めて思いました。

大切なのでもう一度…
何かひとつこれは絶対成し遂げるという目標を持つこと。
それを想い続けること、達成するために行動し続けること!
新入社員の皆さん大切にしてください!
決まった方は是非、宮原までご連絡を(笑)
おまけ/宮原さんおススメ本

「ミッション」と「ブランド」は、「何のために働くか」という部分をとても考えさせられる本です。自分自身を見直すきっかけにもなりましたし、学生の就活サポートする上でも活かせる内容でした。社会人1年目だと誰もが「何でこの仕事しているんだろう」と悩む時期が来るかと思います!そんな時にも是非読んでいただきたい1冊ですね。
「一流の人が言わない50のこと」は2年目になり、後輩が出来るということもあり、読み始めました。ここで学んだことはいつも意識しています。
新人賞を受賞した後の1年の自分の行動が新人賞の価値を決めると思いますので、2020年度もがんばります!
スポーツフィールドでは一緒に働く仲間を募集しています。
体育会系学生のための就職活動(就活)支援サイト スポナビ2021⇒ https://job.sponavi.com/2021/
体育会・アスリート・スポーツ経験者のための転職エージェント スポナビキャリア⇒ https://career.sponavi.com/