年間個人MVP受賞。将来は障がい者スポーツの価値を高める事業を。スポーツフィールドで働く社員インタビュー。
PROFILE
下川 友暉 (しもかわ ともき)

鹿児島県出身。大学入学と同時に福岡へ。小学生から大学生まで硬式野球部に所属。北九州市立大学地域創生学群のゼミ活動で車椅子ソフトボールに出会い、現在は車椅子ソフトボール協会の理事を務める。
2018年スポーツフィールドに新卒として入社。入社後、立ち上げ途中の広島オフィスに配属。入社1年目で特別新人賞を受賞。新卒入社2年目にして上半期個人MVP、下半期個人MVP、年間個人MVPの3冠を獲得。
目次
-年間個人MVP受賞について
-学生時代について
-スポーツフィールドとの出会い
-入社1年目について
-2019年度を振り返って
-今後について
年間個人MVP受賞について
-受賞おめでとうございます!受賞したときの率直な気持ちは?
2019年度、上半期個人MVP・下半期個人MVP・年間個人MVPの3冠をひとつの目標としていたので、正直ホッとしている部分はありましたが、MVPは目標であり目的ではないので、あくまで通過点であり、既に次の目標に向かっています。
やると決めたことをやり抜くこと、想い続けることを大切にした1年間でした。
学生時代について
-大学生のときは、どのような学生生活を送っていましたか?
授業に、部活(硬式野球部)に、ゼミ活動にとにかく毎日多忙な日々を過ごしていました。
国公立ということもあり、文武両道を部としても大切にしており、日中は皆授業も多くなかなか集まらないので、練習は朝の7時から、週6日で実施していました。
3年次に九州六大学野球秋季リーグ優勝、九州大学野球選手権準優勝を経験。
『全力疾走』を合言葉に国公立大学でも野球のエリートが集まった私立大学にも勝てることを証明するというベンチャースピリッツを学びました。

九州大学野球選手権 準優勝
私は地域活性化に関する学科を専攻しており、その中でもスポーツを通して地域を活性化するゼミに所属していました。
ゼミ活動を通して様々な障がい者スポーツに触れる機会があり、そこで今となっては私の生活の一部にもなっている車椅子ソフトボールに出会いました。

–車椅子ソフトボールの魅力とは?
魅力は、健常者も車椅子に乗って、障がい者と同じフィールドでスポーツができるというところだと思います。障がい者をサポートする側ではなく、一緒にする。

車椅子ソフトボールが日本で普及しはじめたのが丁度私が大学1年生のときでした。
私自身、4年間ゼミ活動を通して本気で車椅子ソフトボールの普及活動に力を入れ、一緒に作り上げてきたという想いもあり、障がい者スポーツや車椅子ソフトボールへの思い入れは強いです。
具体的には、大学のある北九州市で全国大会を開いたり、協賛を集めるために企業に営業架電を行ったり、チラシを作成して、飛び込みで一般の大会に配りに行ったりしていました。
学生時代から営業架電を経験していたのでスポーツフィールドへの入社後のギャップは全くなかったです(笑)
-社会人になった後はどのように車椅子ソフトボールに関わっていますか?
実は、日本車椅子ソフトボール協会理事と日本代表コーチを務めています。

私の理事としてのミッションは車椅子ソフトボールをパラリンピックの正式種目にすることです。
そのために、年間の事業計画を考えたり、協賛金を集める活動、全国での大会の開催や車椅子ソフトボール教室の実施など普及活動を行っています。
有給は車椅子ソフトボールでの活動でほとんど消化されます(笑)
スポーツフィールドとの出会い
-大学生のときはどのような就職活動でしたか?
初めは、「皆が知っている有名企業に入り、かっこいい社会人になる」というざっくりした考えでしたが、当時のスポナビ(※)担当スタッフであった小林祥子さん(現在産休中)と面談をする中で、「かっこいい社会人=有名企業に入ること」が全てではないと考えるようになりました。
小林さんからのアドバイスは、就職活動はもちろん、部活動や私生活にも活きることが多く、人生に大きな影響を与えてくれました。
小林さんとの出会いがきっかけで、仕事を通して人に影響を与えられる力をつけたいと思うようになりました。
※スポナビ…スポーツフィールドが運営するスポーツ人財の採用・就職支援事業
そのためには、まず自分自身が多くの人から影響を受けた方が良いと考え、様々な業界の人に出会えるという観点で人財業界に興味を持ちました。
また、やがて自分が他人へ影響を与えられる機会が多く存在する業界という観点でも、就職活動という人生の分岐点に直接携われる人財業界は合致しました。
最終的には大手の人財会社2社とスポーツフィールドから内定をいただきました。
-3社の中でもなぜスポーツフィールドに?

2つ理由があります。
1つ目は、担当スタッフであった小林さんと、選考で面接をしていただいた副社長の伊地知さんの存在です。
すごく熱い想いを持っているのが伝わってきて、2人に惹かれたのと同時に自分も2人のようになりたいと思いました。
2つ目は、将来障がい者スポーツに携わりたいと考えていたので経営理念や会社の目指すビジョンとしても自身の実現したいことと一致する部分があったのが大きいです。
-実際に入社後、やりがいを感じる部分は?
企業の採用コンサル・学生の就職支援どちらにおいても、相手に深く入り込むことができるところです。
学生の就職支援では、スポナビの強みでもあるアナログな関係で何度も一人の学生と面談を重ねるからこそ、本当に学生の考えていることや想いの背景まで知った上でサポートできます。
企業の採用コンサルについては、企業として良いサービスや良い商品があったとしても、働く人がいないと会社は成り立たないと考えると、経営において採用は一番重要だと私は思っています。
重要な採用の部分にコンサルとして入り込んで、一緒に企業の未来を考えることができることは、とても社会的価値のある仕事だと、毎日やりがいを持って働いています。
入社1年目について
-入社1年目の当時を振り返っていかがですか?
とにかく過去を振り返る余裕もないくらい毎日PDCAをまわしていた怒涛の日々でした。
広島オフィスが出来て半年くらいの時に、私が新卒で配属され二つ上の先輩と3人で広島オフィスを立ち上げていました。
ですが、苦しい状況が続き、私が福岡か大阪の大きい拠点に異動するか…、広島のオフィスを今後どうするか…、という話もありましたが、「広島にスポーツフィールドを根付かせる」と覚悟を決めていることを伝え、残ることを決めました。
そこから新しい3人での広島オフィスがスタートしました。

-2年経ち、スポーツフィールドが広島に根付いていることを実感することはありますか?
少しずつですがありますね。
口コミでスポーツフィールドを知ってくれている企業様が増えてきたり、大手の同業者から「最近よく御社の名前を聞きます。よかったら情報交換させていただけませんか!」とオフィスに電話がきたり。
広島県で開催されている異業種交流会に参加したときにも、名前を知ってくれている方も増えてきました。
又、昨年広島オフィスに新卒が2名入社してくれて、サポートできるエリアも広がりました。
結果的には、昨年11月には中四国エリアで2つ目となるオフィス(サテライトオフィス)を岡山県に立ち上げることができました。
これは、これまでの積み重ねがあったらからだと思います。

-社会人になって一番の挫折経験は?
新人賞を取れず、特別新人賞(2位)で1年目を終えたことです。
入社前から新人賞を取ると決めていて、入社後も2ヵ月で月間SFアワード受賞、5ヵ月で月間準MVP、半期で関西の1番になり…と順風満帆で、正直新人賞はいけると思っていました。
※SFアワード…スポーツフィールドの行動指針を全社員の中で1番体現している社員に送られる賞
〈行動指針>
https://www.sports-f.co.jp/company/guideline.html#guideline
行動量もやる気にも誰にも負けていない自信がありました。
しかし、蓋をあけてみると最後の1ヵ月で逆転負け。社会人1年目の最後に挫折を味わいました。
何よりお世話になった人たちへの申し訳ない気持ちが一番ありました。
広島が苦しい状況から一緒にやってきた二人とは一緒に泣いたこともありました。
ただ、間違いなく、その挫折があっての2年目の上半期MVP、下半期MVP、年間MVPの3冠獲得だったと思います。
2019年度を振り返って
-この1年間大切にしてきた考えや取り組みはありますか?
「一度やると決めたら拘ってやりぬくこと」と「想い続けること」、この二つは1年間大切にしてきました。
その中で、具体的に行った取り組みが二つあります。
1,年間の目標を決めて、達成までの道筋を立てた状態でスタート。(達成するための細かな内訳や行動量や行動内容を月間ベース、1日ベースに落とし込んだ状態)
2, LMGノート(※)を用いて、毎日日記を書く。
365日欠かさず書き続けました。
1日の振り返りとその日の自分に1~5の得点をつけます。
そして、そのノートにも毎日欠かさず「年間MVP」と書き、想い続けました。
2年目は本当に365日、毎日行動する覚悟でスタートしました。

私の入社の決め手でもあった副社長の伊地知さんから自身で会社を立ち上げて2年目のときにその気持ちで取り組んだ経験の話を聞いたことがありました。
やった人にしか見えないことがあるだろうし、自分もそれくらい本気で覚悟をもって取り組もうと思いました。
※LMGノートとは…http://ohg-lmg.com/note/
今後について
-後輩たちに伝えたいことは?
新人賞もMVPも、誰にでもチャンスがあります。
MVPがすべてではない。数字がすべてではない。
という声もありますが、1番を本気で目指す過程で多くの学びを得ることができますし、結果がどうであれ、本気でやったからこそ見えてくる景色が必ずあります。是非、後輩たちも1番を目指してもらいたいですね。
また、誰かのために頑張ることが力になることを体験してほしいと思います。
私は社会人2年目で、「他喜力」という言葉の本当の意味を理解しました。
自分のために取りたかった新人賞から、お世話になった人への恩返しで獲得したい年間MVPへと変わりました。
喜ぶ人が見えると人はエネルギーが湧き出てきます。
誰かからの「ありがとう」が諦めない力になります。
ぜひ、自分を喜ばせる自喜だけではなく、他人を喜ばせる他喜が力になることを味わって欲しいと思います。
あとは、スポーツフィールドの事業内に留まらず、自分が興味を持っていることにはどんどん首を突っ込んでいってほしいと思います!
私で例えるなら車椅子ソフトボールです!

https://www.spodge.sports-f.co.jp/2562/
2019年アメリカで開催されたワールドシリーズで日本代表が初優勝
-今後成し遂げたいことは?
最終選考の社長面接で篠﨑さんにお伝えした3つのことを成し遂げたいという想いは今も変わっていません。
①NO,1の営業マンになる
②出身である鹿児島オフィスの立ち上げ
③障がい者スポーツの価値を高めるための事業の立ち上げ
①は2019年度まず達成したので、②と③に向けて努力を続けたいと思います。
人は想った通りになります。
想った通りにならないと想っている人は想った通りになっていないので、それは結果的に想った通りになっているということです。
想い続けることの大切さ、そして想いは人を強くすることを証明したいです。
-最後に!広島オフィスはどんなチームですか?
若さ溢れるアグレッシブなチームです!

1年目に新卒採用担当を兼任し、2名の新入社員を採用できました。
現在は、新卒1年目2人、2年目2人、3年目1人、4年目1人、30歳オーバーのチーム長が1名(笑)
広島オフィスは2019年度の『上半期エリアMVP』・『下半期エリア準MVP』・『月間エリアMVP』を受賞しており、新人賞も広島オフィスから輩出しています。
中長期的には四国にもオフィスを出し、中四国エリアとしてひとつのチームにしたいと考えています!
一緒に中四国を盛り上げてくれるメンバー、社内社外の方問わず募集中です!