藤田佑平(ふじた ゆうへい)

北海道旭川市出身。スキー一家で育ち、4歳からスキーを始める。高校、大学と輝かしい成績を納め、2015年からガイドスキーヤーとして活躍。ペアは平昌パラリンピックへ出場した高村和人(たかむら かずと)さん。

パラノルディックスキーのガイドプレーヤーとして活躍している当社スタッフの藤田佑平さん。ゴールデンウィーク期間は北海道上川郡で行われた日本障がい者スキー連盟のコーチとして参加しました。藤田さんが考える指導をする上での「大切なこと」、それは「選手の表情」を大切しています。その理由についてお聞きしました。

―藤田さん、お帰りなさい。合宿お疲れ様でした!今回の合宿はいかがでしたか?

北海道上川郡東川町で行われた2019年GW合宿ですが、来シーズンに向けてスキーの感覚を掴む合宿でした。

選手はシーズンが終わったばかりでリラックスした良い合宿になったと思います。

―今回も高村さん(藤田さんのペアの方です)と一緒ですか?

今回の合宿は日本障がい者スキー連盟からコーチとしての派遣なので、高村さんは一緒ではなかったです。車いすや片腕の機能障がいといった個性を持つ選手へのスキー指導のために合宿に参加しました。

―なるほど。その中で具体的に藤田さんの活動はどういった内容ですか?

コーチとしての参加なので、日本代表の強化を目的としております。あと自身もガイドスキーヤーとしてレベルアップするためですね。

*障がいのある選手に合わせストックを使用せずに一緒にトレーニングしている写真

ガイドスキーヤーはグレーな部分で『スタッフであり、選手でもある』ポジションになるので、各個人で認識が異なるんです。僕個人的には選手だと感じているし、選手として振舞っていますね。実際練習などは非常にきついですし・・・笑

―難しいポジションですね。藤田さんの表情を見ていると今回の合宿でいろいろと気づいた点がありそうですね。

改めて障がいのある選手への教え方は難しいと感じました。選手個人の特徴が違うので、片腕の人の場合は片腕でスキーを滑ってみたり、シットスキー(下肢に障がいがある方のスキー)を経験するなど、選手の気持ちを経験して指導することを心掛けています。

僕は各選手になりきって同じ目線で立つことが大切だと思っていますし、それによって説得力が変わりますね。

―ほかに藤田さんが指導する上で気にしていることはありますか?

僕は『選手の表情』を特に気にしています。朝の顔つきで「今日はこの子と多めに話そう」とか「ポジティブな言葉を掛けてあげよう」など意識していますね。そうすることで人は変わります。

※陸上で瞬発力を鍛えるトレーニングです。

大事なのは「スポーツを楽しむこと」と「笑顔」だと思うんです。チームに笑顔がないと雰囲気が沈んでしまったりしてしまうので、冗談など言って笑顔でスキーができる環境作りを心掛けています。雰囲気を上げることで個人のモチベーションも変わってきますから。

僕以外にも純粋な指導者としてのコーチはいますが、それこそ、先程言った通り、『スタッフであり、選手である』ことを活かして潤滑剤として活躍できればと思っています。

―結果的に、今回の合宿は実りあるものだったということですね。

そうですね。平昌から時間が経ち、良い意味で選手たちがプレッシャーから解放されてのびのびできた合宿だと思います。

―話が変わりますが、藤田さんの活躍を見ているとガイドスキーヤーって本当にすごい仕事だと思います。

そうですね。コーチングしてパートナーが成長すればするほど早くなるので自分自身が辛くなります・・(笑)。自分が成長し続ける環境作りをしなければいけないので。

だからこそ、平昌パラの前は「もう、やめたい・・・」と思うことがありました。でも、高村さんを平昌に連れていきたいという気持ちと、指導した人が成長する姿をみて持ちこたえました。指導する方の成長過程をみると嬉しいですし、楽しいですね。

―高村さんから励ましの声などもらいました?

高村さんはめったに御礼を言わない人なんですよ。(笑)僕の中で一番うれしかったのは平昌が終わった直後のインタビューで「2年半ありがとうございました。藤田さんを最初に褒めてあげてください。」と言われたことですね。

今考えるとあえて言わなかったのかな?(笑)高村さんの職業は先生なので人との接し方など学ばせてもらっていますよ。

※みんなで持久力を上げるトレーニングです。

―さて、藤田さん、今シーズンの目標はズバリ?

ワールドカップでの入賞(6位以内)です。実は、高村さんとヨーロッパ大会で入賞した経験がないので。

視覚障がい者の場合、事前にコース状況を知ることが勝利の鍵を握っています。アジアの場合、コースを知っているので地の利を活かして有利に試合を進めることができるのですが、ヨーロッパなどはコースの下見ができない。本番レース1週間前くらいからしかコース状況を知ることができないので、コースを熟知している地元選手にアドバンテージがあるんです。だからこそ、近場(アジア)の大会は成績が安定してくるかなと思います。

―事前準備が大切ということですね。次のヨーロッパ大会では入賞、いや、優勝してください!! 社員全員で応援しています!今日もありがとうございました!

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